【基礎】荷役を助ける機器ってどんなものがあるの？

荷役とは？

荷役とは物品輸送の積み込みや、荷下ろし、倉庫への入出庫、保管、仕分け作業のことをいい、荷役を効率的に行う為に、次のような機器が使用されています。 今回は運搬や荷降ろしなどで、その荷役を助ける一般的な機器をご紹介いたします。

荷役を助けるま物流機器をご紹介

フォークリフト

車体前方にあるフォーク（つめ）を荷物やパレットに差し込んで、持ち上げて運搬する事が可能です。

ハンドリフト（ハンドパレットトラック）

パレットに乗せた重量物を楽に運搬する事ができます。 フォークリフトが入らないような狭い場所でもパレットの移動が可能になります。

パレット

パレットはフォークリフト、ハンドリフト等で運搬する荷物を載せる際に使用される運搬用架台です。

パレットに載せて運搬した後、そのまま保管用として使用される場合もあります。両面使用と片面使用があり、両面使用は上下をひっくり返して使うことができますが、片面使用は使用できる面が決まっている為、ひっくり返して使用する事は出来ません。
多く使用されているサイズは「イチイチパレット」と呼ばれる、幅1100mm×奥行1100mmになります。

フォークリフトスロープ

コンテナやトラックの荷台への荷物の搬入・搬出を行う際に使用します。 フォークリフト1台で荷物の搬入・搬出を行うことができ、従来より、少人数で尚且つ短時間で行うことができるので人件費 の削減と効率を飛躍的に伸ばすことができます。

カゴ台車(カゴ車)

格子状の枠がついた台車で運搬の際の荷崩れを防ぎます。 倉庫や工場内での荷物の保管、トラックでの運搬、運送先での配送等あらゆる場面で使用されています。

カゴ車、パイプカーゴ、ロールボックスとも呼ばれます。 サイズは幅800㎜～1,100㎜、奥行600㎜～800㎜、高さ1,700㎜が多く使用されています。 また、荷物を置く底板はスチールと樹脂（プラスチック）の素材があります。 底板スチールの方が耐荷重は高めで、底板樹脂は軽く耐荷重はスチールよりも低めですが、錆の問題がありません。 折り畳み可能な為、使用しない場合は省スペースでの保管が出来ます。 使用するシーンに合わせて中間棚板やダブルゲート等のオプションを取り付ける事も可能です。

6輪台車(スリムカート)

カゴ台車は運搬、保管に便利な機器ですが、6輪台車は運搬から保管、陳列までを1台で行うことが出来ます。 カゴ台車同様に、呼称が多数あり、6輪台車の他にスリムカート、長台車などともいわれます。 スリムな本体で小回りが効くためバックヤードやスーパーや百貨店等の狭い場所でも移動が容易です。 種類は底板と袖を分解することが容易にでき収納時にスペースを取らない取っ手抜き差しタイプと、底板を跳ね上げて重ねて収納するネスティングタイプがあります。

ネスティングラック

工場や倉庫等でラックや棚のように商品の保管をする際に使用されます。重ねて使用することで限られたスペースを有効活用する事が出来ます。 基本仕様は正タイプ（底面あり）と逆タイプ（天面あり）の2種類があります。正タイプは商品を乗せたままネスティングラックごとフォークリフトで運ぶことが出来ます。最上部はパレトップを設置することで、さらに1段増やすことが出来ます。 また、逆タイプはパレトップを使用せずに最上段が使える為、1台で2段分乗せることが可能です。

メッシュパレット(メッシュボックス)

箱型に組み立てて使用する網目状のパレットのことです。 金属製品の部品や野菜などの食品の保管、運搬に使用されています。 ボックスパレット、メッシュボックスとも呼ばれます。 キャスター付き仕様もあり、フォークリフトを使用せずに手軽に運搬する事も可能です。キャスター付き以外は段積み可能な為、スペースを有効活用出来ます。 また扉が中折れ式であれば積み重ねた状態で中に入れた商品の取り出しも可能です。オプションでプラダンを取り付け、細かい商品を入れても溢れるのを防ぐ事も出来ます。

物流機器の見積もり依頼はお気軽に

今回は荷役を助ける物流機器として、物流業にとってはなくてはならない、さまざまな機器を紹介いたしました。 物流業に携わる方であればご存知の内容であったと思いますが、今回紹介した機器だけでなく、その他にも業務効率化に役立つ機器が多数あり、最近では技術も進化し、物流機器そのものの管理システムなども開発されています。 物流倉庫プランナーズはお客様の業務効率化やコスト削減に役立つ最適なご提案をさせていただきますので、ご相談やお見積もりのご依頼など、お気軽にご連絡くださいませ。